オブジェクトの型を指定する

オブジェクトの型をちゃんと指定するとプログラミングがしやすくなります。プログラムで変数を記述しているときにメンバプロパティなどを自動で参照して表示してくれるようになります。これが行われるためには、使用アプリケーションに対して参照設定が行われていなければいけません。参照設定の方法は、VisualBasicの画面で[ツール]→[参照設定]をクリックします。すると参照設定の画面が開きます。ここで使用するアプリケーションがScriptingだったら「Microsoft Scripting Runtime」を選択します。(参照設定はデフォルトで設定されていて、設定が必要ないものもあります。)

参照設定ができたらオブジェクトの型の定義の際にFileSystemObjectが選択できるようになります。

メソッドからオブジェクトを取得しメソッドを呼び出す際にも、戻り値の型さえわかっていれば自動で参照表示させることができます。戻り値の型を調べたい場合、まず、F2キーを押してオブジェクトブラウザを起動します。FileSystemObjectのGetFolderの戻り値の型を調べたい場合はFileSystemObjectクラスのGetFolderメソッドをみます。

(参考:オブジェクトブラウザのプロパティは表示されていないものもあります。その時は右クリックの[非表示のメンバを表示]を選択すると見えるようになります。)
これで戻り値であるFolderオブジェクトを使ってメソッド、プロパティ、コレクション、メンバオブジェクトが参照できるようになります。